日本性教育協会が6年ごとに行っている調査結果(速報値)によると、高校生の性経験率が前回調査から大幅に減少したことが分かりました。
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大幅下落した高校生の性経験率
キス経験率は13.6%、セックスは5.3%減少
ニュース記事によると、高校生女子のキス経験率は前回調査時の41%から13.6%減少し27.5%に、セックス経験率は前回調査時の20%から5.3%減少し14.8%となりました。
1クラス20人の女子がいた場合、キス経験者は8人から5人に、セックス経験者は4人から3人に減ったことになります。
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中学生・大学生の性経験率は横ばい
同じ調査では中学生と大学生の性経験率は横ばいであるとされています。
なお、前回調査時の中学生女子のキス経験率は12.6%、セックス経験率は4.5%。大学生女子のキス経験率は54.3%、セックス経験率は36.7%でした。
高校生だけ性経験率が減少した理由は?
高校生だけ性経験率が大幅に減少した理由としては、コロナ禍の影響が大きいのではないでしょうか。
今の高校生はちょうど中学時代にコロナ禍を迎えています。コロナ禍に「濃厚接触」どころか友人同士の交流さえも制限される中、思うように恋愛経験を重ねることが出来なかったのではないでしょうか。
特にキスの経験率は過去調査では中学時代に急上昇しています。高校生時点でキス経験がある女子の初キスの平均年齢は14歳です。今の高校生はちょうど中学時代、特に14歳の頃にコロナ禍でキスが出来なかったことで、キス経験率に影響が出たのではないでしょうか。
性経験率が減少していない現在の大学生は、高校時代にコロナ禍を経験しています。初めてのキスを経験する時期はまだコロナ禍ではなかったので、キス経験率が減少していないのではないでしょうか。
しかしセックスの初経験は高校生の間に迎えることが多く、女子大生のセックス経験率が減少していないことは大学入学後に過去の大学生以上にセックスをしていると言えるのかもしれません。
影響が長期化する恐れも
思うように恋愛経験を重ねることが出来なかった現在の高校生は、将来にわたって恋愛に奥手になる恐れがあると思います。多感な時期をコロナ禍で過ごした影響は、成人後も残り続ける可能性があります。
少子化対策を考えるのであれば、現在の高校生に対し思い切った対策が必要なのではないでしょうか。