Twitterで度々話題になっている少子化対策のための「10代の出産」の励行。これは正しいのか、真面目な話としてまとめてみたいと思います。
少子化対策にはなる。しかし・・
子供の数は増える
言うまでもなく、10代から出産することで子供の数を増やす効果は期待できるでしょう。早い時期から出産をした方が、生涯にもうける子どもの数は増える傾向があります。少子化対策としては「有効」と言えます。
特に10代の活きの良い精子と卵子は妊娠しやすいことは医学的にも言われていることです。卵子の数は歳を重ねるごとに減ります。産まれる前から既に減少は始まっています。
実は高齢出産と同じくらいリスクが高い面もある10代の出産
少子化対策としては「正しい」10代の出産ですが、見落とされがちな問題点もあります。それは10代の出産のリスクの高さです。
死産にいたる確率
出産時に赤ちゃんが亡くなってしまうリスクが、実は10代の出産では高齢出産と同じくらい高いとされています。
19歳未満の妊婦による出産時の死産率は0.57%とされており、医学的に「出産適齢期」とされている20代前半の0.4%以下と比べるとやや高いです。0.57%という数字は、高齢出産とされる38歳女性の出産と同程度のリスクです。
若ければ子供を産みやすい、というのは実は事実とは言えない部分があると言えます。
妊婦が命を落とすリスク
一方、出産時に妊婦が命を落とす確率は19歳未満で0.1%と、出産適齢期の20代前半の0.2%程度と比べてもやや低いです。30代後半での出産の10分の1以下のリスクで済みます。ちなみに、40代での出産で妊婦が命を落とす確率は2%以上とされており、かなり危険です。
危険な高齢出産が禁止されていない一方で、10代の出産が白い目で見られがちな風潮は正しくないと言えるでしょう。
江戸時代以前は10代半ばで出産していた?

Twitterなどでこの手の話題が出ると必ず「江戸時代や戦国時代は10代半ばで出産していた」という話が出てきますが、これも必ずしも「平均的」なケースではなかったようです。
例えば前田利家の妻、まつは11歳で結婚し12歳を迎える前に出産し生涯で11人の子供を出産したとされています。小学6年で出産していることになります。また武田信玄の最初の妻も13歳で出産を迎えましたが不運にも母子ともお産のときに命を落としています。中1の年齢です。
こうした例もあるにはあるものの、出産は16~20歳頃の年齢から行われるのが当時から平均だったようです。さすがに10代前半での出産は一部の戦国大名の娘(子供を産むのが「役目」だった)など特異な例だったようです。しかし、これは50~60歳くらいの年齢で死んでいた時代の話なので80歳まで生きる現代に「10代半ばでの出産」を当てはめるのは少々無理があるのではないでしょうか。
関連記事:「十五でねえやは嫁に行き」の真実
現代で取るべき少子化対策は?
高校卒業後の出産の推奨
高校を卒業してすぐに結婚し、子供をつくると出産時の年齢は19~20歳です。ちょうど出産に適した年齢です。このタイミングで子供を産むことに対して、現代の日本では白い目を向けがちですがこの考え方を転換することからまずは始めるべきでしょう。
第二段階として、20代前半での出産への支援強化があります。この年齢では働いていても給料が低かったり、大学に通っていて収入が無いケースもあります。経済的な支援や子育て支援を手厚くする必要があります。子育てのために学校をドロップアウトすると、将来の収入を減少させてしまいます。そうならないために公的支援が必要です。
それにあわせて、早くに出産した女性が子育てをしながらでも大学で学べる環境や、出産後に就職しやすい環境を整備することも必要です。実現するにはかなりのハードルがあると思いますが、まずは公務員で優先して若くして出産した女性やその夫を雇うところから始めるべきです。
中学・高校時代から気軽にセックスできる環境づくり
セックスへの過度の恐怖を取り除くべき
ある意味、性教育の成果とも言えますが現代の日本では「セックス」に対して過度の恐怖感が浸透しているように思います。「中高生で妊娠したら人生終わり」だからセックスは怖いものだ、という発想になりがちです。
ニュースでも度々取り上げられていますが、今も妊娠した生徒を退学させる高校があり、裁判になる事例もあるようです。少子化が深刻化する現代、このような高校は日本社会の「敵」です。また、女性の学ぶ権利を不当に侵害しています。子育てしながらでも高校を卒業できる環境を整備することを義務付けるべきです。大学でも子育て支援を強化すべきでしょう。必要であれば経済的支援も強化するべきです。「若者を甘やかすな」という批判の声が上がると思いますが、社会の機能を維持するため少子化対策を推し進めていくことが今の日本には何より大事なことです。

欲求に対して正直であるべき
中高生でも性的な欲求を持っています。それは女子でも同じことです。「性的な関心を持ったことがあるか」との問に対しては女子中学生で3~4割が、女子高校生では5~6割が「ある」と答えています。「異性に対して関心を持っているか」という問いに対しては女子中学生で既に7割が「はい」と答えています。
欲求を持っているにも関わらず、その欲求を過度に抑圧しているのが現代の日本です。「望まない妊娠」が増えないよう、コンドームの使用を推奨しつつ中高生同士でセックスしやすい環境を整備していくべきではないでしょうか。
また、実際にセックスしようとした時に問題となるのが「場所」です。10代の男女がセックスしやすい環境を整えていくべきです。10代の男女同士でセックスを行うことは、いたって自然なことです。
10月28日発売の新作もよろしくお願いします
2025年10月28日に新作「少女たちが性接待する闇カジノに潜入したらスゴかった件 バニー少女に生挿入・中出し何度でもOK!」を発売します。
少女たちによる性接待が提供されている「闇カジノ」の潜入レポートです。あどけない少女たちがバニーガール姿で奉仕している姿をたっぷり詰め込みました。ストーリー性を持たせた画像集になっています。お求めやすい定価330円です。





